歴史を紐解く。世界初のレトルトカレー、ボンカレーの話。

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レトルトカレーを食べるのに時間も笑顔も必要ない。レトルトカレーが食べる人に時間を与え、笑顔にする。

本日のカレー格言:
「カレーを知り己を知れば、百戦して危うからず」

まずはカレーを知るところから始めよう、そして自分を見つめ直す。
そうすれば、きっと幸せを掴めます。
そう、未来の僕のように。

レトルトカレーについて興味のある方は是非読み続けてください。
一緒に勉強しましょう。

そして、いないと思いますがレトルトカレーの歴史に興味が無い方は
記事の最後「本日の格言」だけでも読んでもらえれば嬉しいです。
そしたら「今日は、レトルトカレーでも食べよ」って気分になります!!

レトルトパウチって何?

レトルトカレーを語るのには外せない存在のレトルトパウチ

知ってました?
レトルトカレーは和製英語です。「retort curry」は通じません。
しかし、「Retort pouch(レトルトパウチ)」は通じます。
実はレトルトパウチはアメリカ出身のナイスなガイだから。
そんな彼の歴史を紐解いていきましょう。

レトルトパウチの歴史。実はフランスの血が流れています。

Flag of France

レトルトパウチ食品は広義では缶詰も含まれます。
食品業界では加圧加熱殺菌全般を指すのです。
そして、その元祖となるのがこの人、フランスのニコラ・アペールさん。

Appert Nicolas

実はレトルトパウチの先祖は遠い昔フランスで産声をあげているのです。

1804年、時はナポレオンの時代。
ニコラさんは「細長いびんや広口のびんに予め調理した食品を詰め、コルクでゆるく栓をし、湯煎なべに入れて沸騰過熱し、30-60分後、びん内の空気を除いて、コルク栓で密封する」という保存食品の製造法を考案。
この方法でフランス政府の新しい食品貯蔵法についての懸賞に当選し、12000フランの賞金を得ています。

David - Napoleon crossing the Alps - Malmaison1

この頃の食品の貯蔵方法と言えば、塩蔵や乾燥、燻煙などの方法がとられていました。争いの多い時代には「いかにして食品を長持ちさせるか」は死活問題だったのです。
「水分を多く含み、風味を損なわない」保存方法は、長期保存の為の食品としては画期的な発明だったのです。
どうせ食べるなら美味しく食べたい。
グルメなフランス人ならではの発想だったのかもしれませんね。

レトルトカレーの歴史はそこから始まったのです。

レトルトパウチの歴史。アメリカで誕生!

Flag of the United States

そして100年以上の時をかけて進化し、1950年ごろアメリカの陸軍でレトルトパウチが開発されます。
缶詰の重さや、空缶処理の問題を改善するのが狙いでした。

その後NASAのアポロ計画で宇宙食として採用されたことから、多くの食品メーカーに注目されます。
1969年アポロ11号に積みこまれ宇宙で食べられることで
多くの市民の目を惹きつけ大注目を浴びました。

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しかし、残念なお知らせ。
冷蔵庫が普及していた当時のアメリカでは、全く普及しなかったのです。

世界初のレトルトカレー!!その名もボンカレー!!!

Boncurry chori kara

1968年2月12日、大塚食品が世界初の市販レトルト食品『ボンカレー』を阪神地区で限定発売しました。
これは、一般の家庭向けに作られた、市販のレトルトカレーとしては世界初!!

ボンカレーの誕生秘話

一説によると、開発のきっかけは、会社にあった不良在庫のカレー粉をなくすためだったとか。

そこで、大塚食品さんは自分を見つめ直しました。
「関連会社の大塚製薬が持っていた点滴液の加圧加熱の殺菌技術を応用することで、レトルトカレーが作れるじゃ無いか!」
と言ったかどうかは僕の妄想ですが、

一見全く関わりのないと思われるモノとモノの組み合わせ。
カレー粉の在庫と、点滴液の技術を組み合わせ、世界初のレトルトカレー「ボンカレー」を産み出したのです。
これはまさに、自分自身を見つめ直したからこその芸当です。
世間をあっと驚かせたことでしょう。

しかし当時のレトルトパウチは透明な合成樹脂によるものを使っていたため、賞味期限が数ヶ月と短く、強度も弱かった。
その後、賞味期限を大幅に延ばした新パウチを開発。
その秘密はパウチ素材にアルミ箔を使うことでした。
そうすることで、レトルトパウチの強度が増し、空気や光を遮断することで品質を維持する事に成功!!

しかし、はじめはなかなか消費者に受け入れられませんでした。
「3分間待つのだぞ」という笑福亭仁鶴によるテレビCMが大流行。
そのセリフは流行語にもなり、ボンカレーは瞬く間にお茶の間に受け入れられてゆきました。

ボンカレー名前の秘密

レトルトパウチの元祖はフランスにあったとお勉強しましたが
ここでまたフランスに戻ります。
このボンカレーの「ボン」はなんとフランス語のbonから来ています。
意味は「よい・うまい」など。

ボンジュールは日本語で「おはよう」や「こんにちは」の意味です。
bon(いい)+jour(日)=「いい日ですね」と直訳できます。

話がそれましたが、ボンカレーのボンは
元祖レトルトパウチへのリスペクトからフランス語をつけられたのです。
いや、そう思います。
どうなんでしょうか、大塚食品さん?

僕はそう思うことにしてます。
その方が、ステキやん♪

レトルトカレーの今

その後、様々なメーカーからレトルトカレーが発売されました。
その中でも有名なのはハウス食品の「ククレカレー」です。

キャッチコピーは「おせちもいいけどカレーもね!」
(コピーライター不明 知ってる方がいれば教えてください!)

このキャッチコピーは世間に広く浸透し、レトルトカレー市場の拡大に一役買っています。

「ボンカレー」と「ククレカレー」は
まさに、レトルトカレの2大巨頭!!

今日の勉強はここでおしまい。疲れたよ。
これでカレーを少し知ることができました。
一歩幸せに近づきました。

本日の格言

「彼を知り己を知れば、百戦して危うからず」
ビジネスマンであれば誰もが知ってるこの言葉。

「敵や味方について、しっかり把握していれば、負けることはない」という意味です。
ビジネスシーンではよく耳にしますね。
大切なのは敵だけではなく、自分自身を客観的にとらえる事です。
これが中々難しい。

カレーでも食べながら、自分探しも悪くないですよ。

本日のカレー格言

「カレーを知り己を知れば、百戦して危うからず」
意味:カレーを食べながら自分を見つめ直すと、きっと上手くいく(幸せになる)!!

さて、レトルトカレー食べよ。

参考文献

  • Wikipedia:https://ja.wikipedia.org/wiki/メインページ
  • 公益社団法人 日本缶詰びん詰レトルト食品協会:http://www.retortfood.jp/index.html
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